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フィッシングメールとは? 被害につながる仕組みと確認方法

フィッシングメールから偽サイトへ誘導され、入力情報が悪用される流れと確認方法を紹介します。公式アプリやブックマークからの確認、入力してしまった場合の対応をまとめました。

送る前に 調査ノート

執筆 k-wada(Legacy Tools)

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手描き風のイラスト。4つの画面が左から右へ点線の矢印でつながっている。1つ目はメールアプリで、受信一覧の隣に開かれた本文があり、リンクの行が青く囲まれている。2つ目はブラウザで、本文中のリンクにカーソルが重なってクリックされ、外部リンクの記号が並び、上に警告の三角が浮かんでいる。3つ目もブラウザだが、アドレス欄が赤い破線で囲まれて赤い警告記号が付いており、建物の記号の下に利用者名・パスワード・カード番号を入れる入力欄と送信ボタンが並んでいる。4つ目はアカウントの明細画面で、カードと買い物の行が並び、そこから右へ点線がカード・買い物袋・紙幣へ伸びていて、背後にフードをかぶった人影が立っている
記事の内容を表す概念図です。実際のメールアプリやWebサイトの画面ではありません。

「カードの支払い方法を確認してください」「荷物を届けられませんでした」。

こうしたメールが本物そっくりでも、メールの中だけで真偽を見分けるのは簡単ではありません。

フィッシング対策で大切なのは、怪しいメールをすべて見抜くことではありません。確認が必要なら、メールのリンクを使わず、いつも使っている公式アプリやブックマークから確認することです。

フィッシングメールは、どう被害につながるのか

フィッシングの典型的な流れは、次のようなものです。

  1. 銀行、カード会社、通販サイト、宅配会社などを名乗るメールやSMSが届く
  2. 「確認」「更新」「ログイン」などのリンクから偽サイトへ誘導される
  3. 本物に似た画面で、ID・パスワード・カード番号などを入力する
  4. 入力した情報が、不正ログインや不正利用に使われる

送信者の名前が知っている会社になっていても、それだけで本物とは判断できません。

リンク先についても、正規サイトによく似た文字列や画面が使われることがあります。見た目だけで毎回正しく判断するのは簡単ではありません。

そこで重要になるのが、メールの中で判断を完結させないことです。

確認するときは、メールのリンクを使わない

たとえば、カード会社を名乗るメールに「支払い方法を更新してください」と書かれていたとします。

本当に確認が必要かもしれません。それでも、メールにあるリンクから手続きをする必要はありません。

普段使っているカード会社の公式アプリを自分で開く。通販サイトなら、登録してあるブックマークや公式アプリから注文状況を確認する。

このように、メールに書かれた道とは別の道から確認します。

国民生活センターも、メールやSMSに記載されたURLにはアクセスせず、事前にブックマークした正規サイトや正規アプリから確認するよう案内しています。

リンクを開いてしまった場合も、その先でID・パスワード・カード番号を入力したり、アプリをダウンロードしたりせず、いったん画面を閉じます。

配送・請求の連絡が届いたときに、どの履歴を開いて照合するかは配送・請求メールの確認手順で説明しています。すでに入力した場合も、同じガイドの緊急時の項目に進めます。

入力してしまったら

IDやパスワードを入力してしまった場合は、メールのリンクではなく正規サイトを自分で開き、できるだけ早くパスワードを変更します。

同じパスワードを別のサービスでも使っている場合は、そちらの変更も必要です。

カード番号を入力した場合や、身に覚えのない利用に気づいた場合は、カード会社や金融機関などの正規の窓口へ連絡します。

困ったときは、警察や消費生活センターへの相談も選択肢です。

フィッシング対策は、怪しいメールを全部見抜くことではありません。

お金やパスワードに関する連絡が来たら、メールのリンクではなく、いつもの公式アプリや正規サイトから確認する。

この習慣だけでも、偽メールから偽サイトへ進む流れを途中で止めやすくなります。

補足:フィッシングはどのくらい報告されている?

フィッシング対策協議会に2026年7月に寄せられたフィッシングの報告は、66,119件でした。

ただし、これは「被害に遭った人の数」ではなく、協議会へ寄せられた報告件数です。

この数字だけで、実際の被害人数や被害額を表しているわけではありません。

出典

いずれも外部サイトです。2026年9月13日に原文を確認しました。

タグ: 統計・公開資料・フィッシング・メール