USE CASE
写真の位置情報を、アップロードする前に確認する
フォームやSNSに写真を上げたあとで、撮影場所が分かる情報が付いていたと気づいても取り消せません。Chrome拡張「Safe Attachment Check」で、添付した時点で何が付いているかを見る手順です。
この拡張が行うのは表示だけです。位置情報を削除したり、写真を書き換えたりはしません。消したい場合は、元のアプリやOSの機能で消してから添付し直すことになります。
どんな作業で困るのか
スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真には、写っている画像とは別に、撮影時の記録が付いていることがあります。撮影場所の座標、撮った日時、使った機材などです。写真を画面で見ているだけでは、これらは出てきません。
やっかいなのは、アップロードしてからでは取り消せないことです。フリマの出品写真、応募フォームに添えた1枚、SNSに上げた写真。自宅や職場で撮ったものであれば、その座標はその場所を指しています。
従来の操作では、何が繰り返しになるのか
付いているかどうかを先に知る手段は、アップロードの画面には用意されていません。確認するなら、いったんその画面を離れて、写真を別のアプリやOSの画面で開き直すことになります。
- アップロードの画面を離れて、写真を開き直す
- 複数枚を上げるときは、その往復が枚数だけ増える
さらに、アップロード先がその情報をどう扱うかは、送る側からは確かめられません。確かめられない部分がある以上、手元で見えるところだけでも先に見ておくほうが現実的です。
Safe Attachment Check を使う場合の手順
- 1
拡張を入れた状態で、いつもどおり写真を添付します。ファイル選択でも、ドラッグ&ドロップでも動きます。
- 2
写真に情報が残っていたときだけ、ページの隅に小さなカードが表示されます。何も見つからなければ、何も出ません。
- 3
カードに並んだ項目を読みます。GPSの座標は数値のまま表示され、住所には変換されません。
- 4
そのまま送るか、元のアプリで消してから添付し直すかを決めます。どちらを選んでも、アップロードが止められることはありません。
写真の場合、カードに並ぶのは次の項目です。
画像で対応しているのは JPEG・PNG・WebP です。PDF・Word・Excel では、それぞれ別の項目が表示されます。
具体的な利用例
フリマや売買サイトに出品写真を上げる
自宅で撮った商品写真が、そのまま公開される前に確認できます。
応募フォームや問い合わせフォームに写真を添える
職場や自室で撮った1枚を、見ないまま企業へ送る状況を避けられます。
受け取った写真をそのまま転送する
自分で撮っていない写真ほど、何が付いているか知らないまま渡すことになります。
Safe Attachment Check でできること
- JPEG・PNG・WebP の写真を、添付した時点でブラウザ内で確認する
- GPS 位置情報・撮影日時・カメラのメーカーと機種・編集ソフトウェアを表示する
- GPS の座標を数値のまま表示する
- ファイル選択とドラッグ&ドロップの、どちらの経路でも見る
- 何も見つからなければ何も表示しない(設定で毎回表示にもできる)
- 信頼するサイトでは、設定で確認そのものを無効にする
- 保存するのは設定だけ(chrome.storage.local)。ファイルの中身は保存せず、外部への通信もありません
- ホスト権限(host_permissions)は要求しない
Safe Attachment Check では行わないこと
- 位置情報やメタデータの削除・書き換え。ファイルは1バイトも変わりません
- 座標から住所への変換(逆ジオコーディング)。それには通信が必要で、この拡張は通信を行いません
- アップロードのブロックや中断。カードを表示するだけです
- 写真に何が写っているかの判定。読み取るのは、画像に付いている情報だけです
- ウイルスやマルウェアの検査。そのための拡張ではありません
- 一覧にない画像形式の確認。画像で対応するのは JPEG・PNG・WebP です