Chrome 拡張機能 · 組織向け個別配布 · v1.7.0

FOR ENTERPRISE

組織のルールを、送信ボタンの手前に置く。

Safe Privacy Mask Enterprise は、管理者が配布したマスキング規則を、社員のブラウザの入力欄で送信の直前に適用する Chrome 拡張です。

検出も置き換えも各端末の中で完結します。入力内容が当社のサーバーへ送られることはありません。無料版とは別のコードベース・別の配布で、Chrome ウェブストアでは公開していません。

  • 管理ポリシー配布
  • 組織強制ルール
  • 監査ログ
  • GPO・MDM・管理コンソール配布
  • 当社サーバーなし

料金は利用規模と導入支援の範囲によって異なるため、お見積りでご案内しています。サポートの一次返信は 2 営業日以内を目安としています。

THE PROBLEM

生成 AI の利用を止めずに、貼り付けの事故だけを減らす

禁止すれば業務が止まり、放置すれば顧客名や認証情報がそのまま外部のモデルへ渡ります。三つ目の選択肢は、送信の直前に組織のルールを効かせることです。

規程は配られている。守られているかは分からない

「顧客名を AI に貼らない」と書いた文書は配布済みでも、実際の入力欄では何も起きません。規程を実行するのは、送信ボタンの手前にいる仕組みだけです。

個人設定に任せると、部署ごとにばらつく

各自がルールを登録する方式では、登録した人としていない人が混在します。組織で決めた置き換えは、管理者が配って初めて全員に揃います。

監視型の対策は、現場の反発を招く

入力内容を丸ごと記録して中央へ送る方式は、監視として受け取られます。この製品が記録するのは判断だけで、本文はどこにも残りません。

HOW IT IS DEPLOYED

配って、効かせて、判断だけを残す

導入は既存の Chrome Enterprise の仕組みに載ります。新しい管理サーバーを立てる必要はありません。

  1. 管理者がポリシー JSON を用意する

    置き換え規則、プリセット、対象サイト、監査、ゲートウェイの設定を 1 つの JSON にまとめます。項目は managed_schema で定義されています。

  2. 端末へ配布する

    Windows は GPO とレジストリ、macOS は構成プロファイル、Google 管理コンソールからの配布にも対応します。CRX は個別配布で、自己ホストも選べます。

  3. 入力欄で送信直前に置き換わる

    対象サイトの入力欄で、一致した文字列が置き換わります。送信直前の処理だけは確実に反映させるため同期的に実行します。

  4. 判断だけが監査に残る

    どのホストで何が起きたかが記録されます。本文は記録されません。組織が運用する収集先へ転送する設定も選べます。

# Windows / GPO — レジストリの配布先
HKLM\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\3rdparty\extensions\<extId>\policy

{
  "masterEnabled": true,
  "enabledLock":   true,
  "rules":         [ { "find": "ABC株式会社", "replace": "[顧客名]" } ],
  "targetSites":   [ "chatgpt.com", "claude.ai", "gemini.google.com" ],
  "audit":         { "enabled": true, "sink": "siem",
                     "endpoint": "https://collector.example.co.jp/spm" }
}

実際に配布するポリシーの形です。項目の一覧とプラットフォーム別の配布例は、導入時の技術資料でお渡ししています。

ADMIN CONTROL

管理者が決められること

管理ポリシーで設定した値は、利用者の設定より優先されます。ロックした項目は利用者が変更できません。

組織強制ルール

顧客名、案件名、社内システム名などの置き換えを配布します。利用者は編集も削除もできません。個人ルールの追加を許すかどうかも設定できます。

サイト単位の強制と除外

マスキングを必ず効かせるドメインと、まったく動作させないドメインを指定できます。ドメインごとの動作モードも上書きできます。

有効状態と設定のロック

拡張機能を組織全体で強制的に有効にし、利用者による無効化を防げます。設定画面を閲覧のみにすることもできます。

プリセットと地域の固定

メールアドレス、カード番号、API キー、地域別の識別番号など、有効にする検出カテゴリを組織側で固定できます。検出の地域も指定できます。

監査ログの強制

監査ログを組織の判断で強制的に有効、または無効にできます。保持期間と転送先もポリシーで指定します。

送信前の二次判定(任意)

ローカルでマスクしたあとの文章を、貴社が運用する DLP または LLM のエンドポイントへ送って二次判定させられます。エラー時に通すか止めるかも選べます。

AUDIT

記録するのは判断だけ

監査ログは既定で無効です。有効にした場合も、記録されるのは送信前の判断であって、書かれた文章ではありません。

記録される項目

  • 日時とホスト名(完全な URL ではありません)
  • 判断の種別(通過・置換・停止・取消・警告)
  • 一致したプリセットの種別 ID
  • 二次判定を経由したかどうか

記録されない項目

  • 利用者が入力した本文
  • 置き換えたあとの文章
  • 完全な URL・パス・クエリ・Cookie
  • API キーやエンドポイントなどの認証情報

記録される項目は一覧で決まっており、それ以外の値は保存の直前に捨てられます。許可した項目だけを写し取る方式なので、呼び出し側が誤って余分な値を渡しても保存されません。

保存先は各端末の中で、最新 1,000 件の範囲で保持します。組織が運用する収集先や SIEM へ転送する設定を選んだ場合も、端末内の記録が常に残ります。転送先を用意するのは貴社側です。当社が受け取ることはありません。

DATA FLOW

当社のサーバーは経路にありません

検出も置き換えも各端末の中で完結します。外部へ出る通信は、貴社が設定した二次判定を有効にしたときの 1 本だけです。

端末内で処理

検出とマスクはブラウザの中で行われます。入力内容・検出結果・閲覧履歴を当社へ送る仕組みはありません。

二次判定は貴社の宛先へ

有効にした場合に送られるのは、ローカルで置き換えたあとの文章です。宛先は貴社が設定し運用するエンドポイントで、当社は関与しません。

広告・解析・テレメトリなし

利用状況の計測、広告目的のトラッキング、エラーレポートの外部送信のいずれも実装していません。

無料版の権限・保存内容・外部通信を確かめる →

PROCUREMENT

当社は貴社データの処理者になりません

入力された文章を当社が受け取る経路が存在しないため、審査の対象になる預け先が増えません。

サブプロセッサがありません

検出・マスクの処理に外部 API も外部サーバーも使いません。二次判定を使う場合の宛先は貴社の資産です。

越境移転の検討が不要です

入力内容が国境を越える経路が製品側に存在しません。二次判定の宛先を貴社が国内に置けば、そこで完結します。

審査に出せる資料をお渡しします

要求する権限、データの流れ、監査に記録される項目、既知の限界をまとめた技術資料を、評価の段階でお渡しします。

当社が持っていないもの

第三者認証(SOC 2・ISO 27001 など)は取得していません。ベンダー側の管理画面もありません。管理は Chrome のポリシー配布で行います。

COMPARE

無料版との違い

無料版は一人ひとりが自分で追加して自分で設定するツールです。Enterprise 版は、管理者が配って全員に効かせるための別製品です。

観点 Safe Privacy Mask(無料) Safe Privacy Mask Enterprise
ルールを決める人 利用者本人 管理者(利用者は編集不可にできる)
配布方法 Chrome ウェブストアから各自が追加 個別配布の CRX を GPO・MDM・管理コンソールで強制インストール
対象サイト 主要 AI チャットと、自分で登録した入力欄 ポリシーで指定したドメインに常時適用
監査ログ なし あり(本文は記録しない・組織の収集先へ転送可)
送信前の二次判定 なし 任意(貴社が運用する DLP・LLM の宛先へ)
提供とサポート 無料・現状有姿・サポート窓口は共通フォーム 見積り・導入支援あり・一次返信 2 営業日以内を目安
無料版 Safe Privacy Mask を見る →

LIMITS

できないこと

導入をご検討いただく前に、この製品が引き受けない範囲を明記しておきます。

  • すべての機密情報を確実に検出・置換することは保証しません。検出漏れも誤検出も起こります。
  • 既存の DLP、アクセス制御、承認手続きを置き換えるものではありません。それらの補助として動きます。
  • ベンダー側の管理画面やレポート機能はありません。設定の配布は Chrome のポリシー、監査の集約は貴社の収集先が担います。
  • SSO やユーザー管理の連携はありません。アカウントという概念自体がない設計です。
  • 対応ブラウザは Chrome です。他のブラウザでの動作は検証していません。
  • 最終的に送信するかどうかは、常に利用者の操作で決まります。自動で送信を判定することはありません。

評価から始められます

まずは評価用のビルドと、権限・データの流れ・監査項目をまとめた技術資料をお渡しします。ご利用の規模と、配布したい規則の内容をお知らせください。

お問い合わせは support@legacy-tools.dev でも受け付けています。一次返信は 2 営業日以内を目安としています。

LEGAL

ご利用にあたって

Enterprise 版の条件は、無料版とは別の文書にまとめています。